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コメント[ 0 ]TB[ ] 2014年12月22日00:12
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軍師官兵衛 最終回「乱世ここに終わる」

【まとめと感想】


天下取りのために着々と九州に勢力を広げる黒田如水(岡田准一)。
彼は常に先を見据えて戦略を成功させてきました。
しかし、その官兵衛の目論見は意外な人間によって失敗に終わってしまうのです。

如水の息子・長政(松坂桃李)によって…!


関ヶ原ではその長政の調略により石田軍の小早川秀秋(浅利陽介)が寝返る手筈でした。
しかし、その秀秋は石田三成(田中圭)の指示に従うかどうか迷っております。
業を煮やした徳川家康(寺尾聰)は小早川軍に大砲を討ちこんで脅しをかけます。

秀秋の心の中の「曇りガラス」は無くなりました


小早川秀秋の寝返りに総崩れになる石田軍。
東西の大軍が激突した戦争はなんと、黒田長政の活躍でたった一日で徳川軍の勝利に終わったのです…。

九州の大半を手に入れて意気揚々の如水に「関ヶ原の戦い」の顛末の知らせが届きます。
落胆する如水。
後日、誇らしげに報告する息子・長政に如水がかけた言葉。
長政は徳川家康に褒美の刀を進呈されました。

如水「長政…その刀はどの手で受け取った?」
長政「…右手にございます」
如水「空いた左手で何をしておった…」
後藤又兵衛「大殿はその左手で家康を斬っておれば天下は黒田の物になっていたと仰せなのだ」

この場面は歴史ファンや時代劇ファンには有名な場面らしいです。
ネット上でもこのシーンが大きく取り上げられていました。
しかし、続きがあります。

如水は家康に拝謁すると建前は抜きにして天下を狙っていたことを告げます。
そして、これからどうするつもりかと問いました。
「天下は徳川の物にあらず。天下は天下の物である。これからは決して戦の起こらない世を作る」
如水は正に彼の思い描いたことを述べた家康に感銘し、「戦で負けたことはございませんが、私の負けでございます」と言うしかありませんでした。

そして如水は長政に前言を撤回します。
「あれで良かったのだ。黒田家は守られた。長政はワシを超えた」

天下を統一した後で朝鮮との戦争に走った豊臣秀吉に対して「戦の無い世を作る」と語った家康を見出した長政に対する賛辞という意味もあったのかもしれません。
秀吉の世なら終わり無き戦国の世が続いたかもしれませんが、家康のよってようやく太平の世が開かれようとしていたのです…。

如水にしては珍しく「見込み違い」により失敗した天下取り。
しかし、最後の最後に如水は先行きを言い当てます。

自らの死期を予言したのです。


そして予言通りその2ヶ月後の1604年3月20日…如水は家族と家臣たちに見守られながら59歳の生涯を終えました。
その11年後…大坂夏の陣。
長政と仲違いをして兄のような存在だった後藤又兵衛(塚本高史)は豊臣軍に従軍していました。
又兵衛の戦死の知らせに沈痛な表情を見せる長政。
まさかこのような悲劇が最終回に待っていようとは…!!
豊臣秀頼(葉山奨之)と浅井長政、柴田勝家の滅亡を経験した淀(二階堂ふみ)は「まさか大坂城が落ちるとは思いもしなかった…」と悔恨の念を抱きながら自害するのでした。

やっと訪れた平和な世で縁側にくつろぐ年老いた如水の未亡人・光(てる・中谷美紀)。
存命時の如水の姿を思い浮かべながら「懸命に生きましたね…」と労いの言葉をつぶやくのでした。




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