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(続き)主人から解雇され、途方に暮れながら羅城門に来てみると見知らぬ男が2人、雨宿りしてました。
その男たちは同じように芥川龍之介の短編小説の「藪の中」に登場する杣売り(焚き木の販売業者)と旅法師でした。 下人が興味本位で話を聞いてみると「藪の中」で検非違使に語ったことを話し出しました。 杣売りが目撃した事件の関係者の証言は全て見栄のための虚偽であり、残された凶器などは杣売りが盗んでいた。 生活のあてが無く盗賊になることを躊躇していた下人は話を聞いて決心し、近くで泣いていた捨て子にくるんでいた着物を取って立ち去ろうとしました。 あまりの行為に杣売りが咎めると下人は杣売りの盗難行為を指摘して去っていきました。 旅法師は赤ん坊が「猿のような老婆」のように身ぐるみ剥がされるのではないかと警戒しましたが、杣売りは「自分の子として育てる」と言い残して大事そうに抱えて去っていきました。 「羅生門」と「藪の中」を組み合わせただけの救いの無い話かと思われたのですが、このことで旅法師は人間の良心に希望を見出すのでした。 |
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